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高畑淳子さんのテレビ復帰にクギズケ!

2017.03.20

『上沼・高田のクギズケ!』出演経験をふまえ、クレーム対応コンサルタント視点で芸能ニュースを分析することに挑戦してまいります。

さて、一ヶ月ほど前の話題ですが高畑淳子さんのテレビ復帰について、ご子息の事件に触れなかったことが取りざたされました。
▼高畑淳子がTV復帰 涙流すも息子裕太の事件触れず
http://bit.ly/2nUVR0O
日刊スポーツ 2017.02.14

記者会見ではなく番組復帰ですから、よそ様の軒先を借りてご自分の心情を吐露するオンステージにしてしまうのは場違いなので、致し方なかったことかと存じます。
番組の主役はゲストの方ですしね。

ただ、番組をご覧の皆様への「ご挨拶」は必要だったのではないかなと考えました。
社会人だったら、自己都合で長期休業したら周囲に挨拶してまわりますよね。「今日から復帰しました。またよろしくお願いします」と。

・出演者としての責任が果たせなかったお詫び
・ご心配くださったことへの御礼
・これからのおつきあいのお願い

「手前勝手な事情で5か月もお休みしておりました。その節は、視聴者の皆さまに多大なるご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした。改めまして、本日よりどうぞよろしくお願い申し上げます」ぐらいなら、20秒もあれば伝えられます。

なにも触れずにシレッと番組進行してしまっては、視聴者もどのように受け止めていいか戸惑うばかりですし、「礼儀がなっていない」と厳しい目で見られてしまう可能性もありました。

不祥事が発生した際に気をつけなければならないのは、法的責任と道義的責任(=社会的責任)をわけて考えることです。法的に問題がなかったとしても、世の中をお騒がせし、ご心配やご迷惑をおかけしたことに対する謝罪は、社会に受け入れてほしいのであれば必要です。