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価値共創時代のスマホ登場
企業と消費者がひとつになって価値をつくる「価値共創」。
少し前から、サービスマーケティングの分野で注目されています。
今回ご紹介したいには、こちらの記事。
グーグル、パーツを自由に組合わせるスマホ「Ara」に本腰。50ドルでの発売を目指す
ギズモードジャパン 2014.3.1 17:00
スマホを構成するさまざまなパーツから好きなものを選び、自由に組み合わせて作ることができるそうです。まるでスマホのプラモデルみたいですね。
スマホ1台が約5,ooo円という価格の安さもさることながら、「つくる」ことに魅力を感じるDIY系統の層には大いにウケそうです。日本国内で開催される「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2014」では約15万人の来場を見込んでいます。東京都でいえば多摩市、愛知県でいえば刈谷市、大阪府でいえば守口市の人口相当のマーケットですから、なかなかの規模です。
最初のうちは企業側がプランニングしたパーツから選ぶしかありませんが、市場に受け入れられるにつれ、ユーザーの意見や要望を取り入れたアイデアが商品化されることで飛躍的な市場拡大を遂げる可能性があります。独自のカスタマイズ文化を築いてしまえば、そこに一定数の定住者=コアなファンを集めるのは容易です。つまり、顧客の囲いこみと深耕ができるわけですね。
いまは標準化・モジュール化と組合せの自由度が価値となっています。今後、消費者の知識や経験が蓄積されてくれば、創意工夫やこだわり、さらなるオリジナリティといった「自分ゴト化」を求める層が生まれてきます。そうなったとき、企業は、価値共創プロセスにおいて「どこまでユーザーの自由裁量にまかせるか?」「どれくらい難しい作業課題を掲げるか?」など自由度や難易度を熟考する必要に迫られます。また、そこをしっかり整えないと商品価値は損なわれてしまうことでしょう。
グーグルは、今年4月にAraのデベロッパーカンファレンスを開く予定になっています。今後の開発に注目です。
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